アルバイト面接①
「沢井・・美香さんですね?」
面接を担当している隆は履歴書を見ながら
目の前で恥ずかしそうに座っている女性をチラッと見た。
「は はい」
「ま 緊張せずに ちょっとリラックスして
お茶でも飲んでください。」
そういうと、コップに注がれたお茶を勧める。
緊張して喉がカラカラだったので、美香はゴクゴクとお茶を飲み干す。
「かなり緊張しているみたいですね」
「はい、少し・・・」
(ふ~かなり緊張してるのかしら、身体が熱くなってきた・・・)
緊張のせいか身体が火照り、喉がカラカラに渇いてきた。
「遠慮せずに飲んでください。これ健康茶ですし。体にいいですよ」
そういうと隆は空っぽになったコップにお茶を注ぐ。
また、ゴクゴクとお茶を口にする。
(うーん 風邪を引いたのかな)
熱っぽい自分の額に手をやってみる。
「風邪ですか?」
「い いいえ なんか急に熱っぽくなっちゃって。すみません。」
「流行ってますからね。」
そういって返事をしてくれた隆の顔に焦点が合わない。
おかしい・・・。
やっと自分の体がおかしい事に気付いたが、
眼の焦点は合わず、意識を集中しないと机に倒れてしまいそうだった。
さらに、割れ目から熱いものが込み上げてきていることを知る・・・。

